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森のようちえん
【活動報告】保育園で研修を行いました
自然体験活動を取り入れたいという保育園に依頼されて、保育士向け研修の講師として出かけお手伝いさせていただくこともあります。先日、全国展開するキンダーキッズインターナショナルスクールから、保育士向けの研修を実施したいという依頼があり、神戸シーサイド校、東京本校に続いて3校目の名古屋校に行ってきました。もともと英語教育に力を入れている保育園ですが、「アドベンチャースクール」と題して、来年度から保育に自然体験活動を取り入れようとしています。
まずは幼児期の自然体験「森のようちえん」の意味とか、大切にしている思い、大人が関わる際に心がけていること、そして、実際にどんなことが起こっていて、どんなふうに子どもたちが成長しているのかなどを、よみたん自然学校の事例を交えながらお話しさせていただきました。そして、体験が大事だと言いながら一方的な話だけをしても、自然体験活動の良さは十分には伝わらないので、実際に近くの公園に出かけて、五感を開いて、五感を使って自然に触れる体験をしました。子どもたちと違って、大人の感性は閉じがち。普段自然に触れていない人であれば、なおのことです。五感を開き五感を使って自然を感じることで、子どもたちがどんなふうに自然の中で過ごしているか、その一端を感じることができたことでしょう。
さらに、室内に戻ってグループワーク。まずは、自然に触れる活動でしかも五感を使う活動を、思いつくままにたくさん出してもらいました。これまでに行なったことがある活動でもいいし、これからやりたいなと思う活動でも構いません。ブレーンストーミングのポイントは無責任にできるだけたくさん出すこと。そして、それらの活動が五感のどこを刺激するのかを分類してもらいました。五感という視点を持つだけで、これまで行なってきた活動もまた違った意味合いが出てくることでしょう。
保育士さんと英語を教える「ネイティブ」の方が一緒に保育をしていて、英語を教えることをメインにやってきた保育園なので、意識をかなり変えて取り組んでいく必要があるだろうと感じました。そこで、最後の質疑応答では、私たちが大事にしている子どもの主体性、つまり子ども自身でどんな活動をするかを決めることとか、子どもは自ら学び成長する力「育つ力」がもともとあって、その「育つ力」が発揮されるように大人が関わるということなど、意識する必要があることを強調しながら話してみました。キンダーキッズインターナショナルスクールが来年度に向けて今後どのように進んでいくのか、そして来年度からどのような活動を展開していくのか、楽しみです。
私たちには、「すべての子どもたちに自然体験活動を!」という思いがありますので、もし、自然体験活動を取り入れたい保育園や幼稚園、認定こども園などがありましたら、できる範囲でご協力したいと思っています。研修会や講師派遣の希望がありましたら、こちらからどうぞお気軽にお問い合わせください。 (おぐ)
https://yomitan-ns.org/contact/