【活動報告】日本子ども社会学会 学会発表
6月7日(土)8日(日)に岩手県盛岡市で行われた、日本子ども社会学会第31回大会で学会発表をしてきました。
昨年の3月に行われた20周年同窓会からおよそ3ヶ月間、よみたん自然学校の3年保育「幼児の学校」とフリースクール「小学部」に通ったことがあるみなさんにアンケート調査をしました。このアンケートには令和元年度に内閣府が行った「子供・若者の意識に関する調査」と同じ項目が含まれていました。
今回の研究では、「現在のご自身について、次のことがどのくらいあてはまりますか」という自己認識に関わる部分15項目について、よみたん自然学校の卒業生と内閣府の調査結果を比較しました。一番大きな違いが出たのは、「今の自分が好きだ」についてで、「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」を合算すると38.8%の差が出ました。それ以外の項目はポスターをご覧ください。自己肯定感の高さがすごく現れているなあと思いました。
学会発表ではたくさんの方が見て質問をしてくださいました。そして、このような追跡調査はなかなかないので、すごく価値があると言っていただけました。幼児の学校だけ通った子、小学部だけ通った子、両方通った子で差が出るのかも分析するといいのではないか、というご指摘もいただきました。
今後は、上記ご指摘も含め、他の項目もさらに分析していく予定です。アンケートに答えてくださったみなさん、結果が遅くなって申し訳ありませんが、もう少しお時間をください。