大切にしていること

四つの理念

つながる
自然にふれ、人と関わることを通して、感性を養い、つながりへの意識を高めます。人と人、人と自然のつながりを大切にします。
みとめる
人によって感じ方や考え方は違い、その価値観もいろいろあります。お互いをありのまま認め合い、多様性を認めることから始めます。
まなぶ
この学校には、教える人と教えられる人という一方的な関係性はありません。スタッフも含めすべての人が学ぶ存在であり、ともに学び合うことを目指します。
つくる
昔から引き継がれてきた大切なものを受け継いでいくだけでなく、未来に向けて新たなものを創り上げていくことを行います。
「自分で考え行動する」人に
「幼児の学校」「小学部」では、登校すると、その日やりたいことや、皆に伝えたいことを話し合う時間をもちます。
自分で考えたことを発端に、五感を総動員しながら遊び、自然と向かい合い、試行錯誤し、感じ、考え、行動する。そこで経験したプロセスは、問題に直面した時や、自分で決断する時など、場面が変わっても活かされると考えています。
気もちを伝え、受けとめあう関係性
やりたいことをやるといっても、好き勝手というわけではありません。
同じものを使いたいと思ったり、自分の行動で相手にイヤな思いをさせてしまったりと、重なりやぶつかり合いもあります。そんな時、個性や価値観の違いを知り、お互いの気もちを伝え、受けとめあうことを大切にしています。自分の心が受けとめられたという体験の積み重ねは、人を思いやる気もちを育みます。
身近なものを生かして暮らす
私たちの周りには、遠いところからやってきた食べもの、日用品であふれています。でもよく目をこらすと、近くにもすばらしいものがたくさん。例えば、食事は、沖縄県産の旬の野菜を中心に使い、野外炊飯ではかまどに火を起こし、調理します。子どもたちといっしょに手を動かしながら、モノのなりたちを考え、つながりを意識した暮らしを創造します。
人と自然、人と人のつながりを大切に
例えば、昆虫採集をした子は、昆虫の名前、特徴、生態などについて図鑑を使って調べます。五感を通して自然とのつながりを体感しながら、体験に裏付けされた知識も身につけます。
人間の成長には、人と自然のつながり、たくさんの人の力が必要です。子どもをきっかけにした「子縁」でつながりあえる場をつくるとともに、さまざまな智慧や手技をもった地域の大人と子どもをつなげていきます。