最近のよみたん自然学校 ~最近の日記

みんなで巣立ちを見守って。

2017.06.15(木)

5月中旬、自然学校に巣作りをしたイソヒヨドリが、卵を産みました。
お母さん鳥が大切に温め続け、5月末に3羽のヒナが誕生!
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これまで毎年、巣作りをしていたこともありましたが、卵を産んでヒナが生まれるのは初めてのことです。
子ども達と、お母さん鳥とお父さん鳥がせわしなくヒナにエサを運んで忙しそうにしている姿を日々観察。
小さなイモムシやクモ、雨の日にはカエルも捕まえてきたりと、発見の連続です!
ヒナが大きくなってくるとエサの大きさもだんだん大きくなっていきます。

子ども達とはヒナ達を見守りながら、鳥の巣を作って親鳥の気持ちになってみて遊んでみたり・・・♪
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自然の枝やツルを使って本物そっくりの鳥の巣作り。
親鳥の気持ちになり、卵のこと、ヒナのことを思って作る姿には優しさがたっぷり伝わってくるのでした。
気分は親鳥そのもの。お弁当を食べるときも片時も目を離すことなく、そばで大切に見守っていました。

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6月上旬、ついに巣立ちの時。真っ先に巣から出て行くヒナもいれば、
なかなか巣から出られずびくびくしているヒナもいます。
お母さん鳥とお父さん鳥は心配そうに遠くから見守っていました。
子ども達と「頑張れ!元気に生きるんだぞー!」と巣立ちを見届けました。

人間が一人一人違うのと同じように、鳥も一羽一羽違っていることを改めて実感させられました。
ひとりひとり、一羽一羽違っているからこそ面白い。その違いをお互いにたくさん話して、分かり合い、
認め合っていけたらもっともっとこの世界は平和で美しいものになる、と心から思ったのでした。

●ちゃんの相談

2017.06.08(木)
日々のこと

気持ちよく晴れた日の朝、幼児の●ちゃんから相談を受けた。

『きしもー!なんか、ロッカー臭いんだけど。。』
●ちゃんのロッカーを覗くと、大切そうにしまわれた袋を発見。
中には、以前に浜で拾った貝がごろごろ。
すべて水洗いし、天日で干した。並べると本当にかわいい。

『今日、貝拾いしてもいいねー』と乗り気になった●ちゃん。
歩いて5分で行ける浜へ。

両手いっぱいに貝を拾った●ちゃん。
『どうしよう?入れ物ない。』
私は、大きな貝を拾っていれることを提案した。

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岩場に移動すると、動かなくなる●ちゃん。
『この穴、カニがいっぱいいる!』
そのまま目をこらしている。

『きしも、持っといて!』
次々に渡されるカニの動く感触が私の手の中で広がる。

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1つの潮溜まりから、姿を現す小さなカニたち。
真っ黒なカニ。真っ赤なカニ。おしゃれな模様のカニ。
すべて違う種類だったのは驚きだ。

『この子、かわいい。母さんに見せたい。』
二枚貝を探し、カゴにして持ち帰ろうとする●ちゃん。
しかし、貝に隙間があるのでカニが逃げ出してしまうのだ。

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『しょーがないね』

●ちゃんはつぶやき、カニとは岩場でさよならした。
浜からの帰り道は、カニの話で●ちゃんと盛り上がりました。
母さんにおみやげ話できたかなー?

スタッフ きしも

まだまだ、ベーゴマ③

2017.06.03(土)
日々のこと

昨年度の2月から流行りだしたベーゴマ。
ただ巻いて、回すだけで難しいベーゴマを
小さな台の上で回し、足を使って回したり、3つ同時に回したり、火に入れて焼き印したり、
焼き締めたり、ヤスリで削ったりと、どんどん遊びが展開して行きました。
次はどんな遊びが始まるのだろうと見ていると

なんと!ベーゴマに服を着せていました。
色とりどりの服を作り、自分たちでブランド名を考え
お店に並べて、ベーゴマ達が服を買いにきます。
そして、服を着たベーゴマ達が回っています。
こんなブランド名を考えていました。
白黒を貴重とした「白黒ボーイズ」
ヒョウ柄などのカラフルな「大阪おばちゃん」
環境に優しい「マジンジマ」(スワヒリ語で環境という意味らしい)
細かな所も拘ります。

ベーゴマを強く回すための、試行錯誤だけにとどまらず
服を着せて、空想を広げたり
焼き印をして、実験のように楽しんだり
1つの遊びから。様々な事を学んでいます。

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ブランド名「白黒ボーイズ」