最近のよみたん自然学校 ~最近の日記

【幼児の学校 年長キャンプ無事終了しました!】

2023.02.08(水)
日々のこと

1月27日~28日で年長キャンプを行いました。今年は自然学校の近くの海にテントを張り、(超!!悪天候、強風の中テント張り&就寝時は結構な雨でした!)親御さんから離れ、1泊しました。子ども達にとって、3年間幼児の学校を過ごした集大成ともいえる年長キャンプだったと思います。

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そんな年長キャンプ、実は2ヶ月ほど前から話し合いがはじまります。まずは、年長キャンプがやりたいかやりたくないか、本人たちの意志を確認。年少時代からいるメンバーは、「やる!!」「やるなって言われてもやる!!」と、ものすごく強い意志がありました。年少・年中時代からずっと、当時の年長さんが話し合って、キャンプを作り上げていく姿をみて、憧れをもっていたようです。

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年長キャンプは、年長さん同士が話し合ってキャンプを作り上げていきます。話し合いの中で、キャンプでやりたい遊び、作って食べたい料理、お風呂は入るか入らないか?泊まるか泊まらないか?どこで泊まるか?など、様々な話し合いをします。その中で、自分の気持ちと向き合いながら、自分のやりたいことを伝えます。しかし、当然全部やれる訳でもないため、相手のやりたいことも聞きつつ、互いに折り合いをつけながら話し合いを進めていきます。

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そんでもって、話し合いをするまでも一苦労があります。普段の遊びの中で話し合いの時間を作るため、話し合いよりも遊びたい気持ちが勝つこともあります。「キャンプもやりたい!でも話し合いは今やりたくない~。今はブランコしたいから~。」という場面も。話し合いをしなくてもキャンプはできる。でも、普段の遊びとは違う特別な遊びが話し合うことで実現できることを丁寧に話していき、はじめは短い時間で話し合いを進めていきました。

その中で、スタッフの私自身も、自分の中にある話し合いのイメージをもう一度考え直そうと思いました。今年のメンバーに合った進め方はなにか?座って話し合うことが難しいのなら、もっと違ったやり方も試してみようか?子どもたちの声を拾いながら、気持ちを聞きながら、実際にテントを張ったり、火おこしを練習したり、活動しながら話し合うという形に行きつきました。

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また今回のキャンプでは、子どもたちはあまり不安や揺れを口にしませんでした。言葉にはしませんが、行動や様子からなんとなく不安は感じ取れました。どこに寝泊まりするかというところ。「蚊帳でねる」「海でテントはる!」「やっぱり庭いしようかな」色々意見がでていて、決まっておらず、また当日の天気や自分達の気持ちで決めようかと話していました。当日は、不安もあるけれど、「やってみたことのないことをやってみたい!」とSくんの一声で、海にテントをはってねることに、、、!

今回大切にしていたこととして、子どもたちの話し合いの過程、自分の気持ちと向き合うことを大切にしていました。その中で、子どもたちは不安や心配、楽しさや嬉しさ、色んな気持ちに向き合い、葛藤しながら、仲間と一緒に挑戦する選択をしたのだなと思いました。私にとっても一緒に時間を過ごさせてもらって、学びをもらったキャンプになりました。みんなありがとう!!