ちむどんどん自然体験
とある日の出来事。
朝から、クワガタムシを学校に持ってきている子が1人いました。
そこから火がついた虫好きの子達が何名かちらほら。
朝の集まりのやりたいことでは、
クワガタムシを捕まえに行きたいs君、k君。
クワガタムシを捕るためのトラップ作りをしたいj君がいました。
トラップ作りを始めたj君は、トラップの作り方を知っていそうな人に聞きに行ったり、
トラップの作り方を本で調べてもらったりしました。
途中、本に
「クワガタムシの1日の生活の流れ」が載っていて、
「クワガタムシは昼は木の枝に捕まって休んでいるか、木のくぼみに入って休んでいる。」という昼間のクワガタがどんな様子で過ごしているのかがわかりました。
結局、「捕まえに行きたーい!」と、捕まえに行くことになりました。
クワガタムシ探しのメンバーが増え、
クワガタムシが潜む場所がわかったj君、s君、y君、k君のムシハンター達は、とりあえず目に入る木をしらみつぶしに探していました。
なかなか見つからず、時間が過ぎ、、帰る時間になりました。
そこからが、とても楽しそうにしている姿が見られました。
帰る前に、せめて何か捕まえたい!と、虫網で蝉を狙ったり、ヤールーを追いかける姿があり、
蝉はたくさんいたので、何度失敗しても、「あれ?まだいる!」とトライすることができ、子ども達同士で、声を掛け合って盛り上がっていました。
蝉を捕まえようと、網をかけた幹がシロアリに食べられていて朽ちていたのでそのまま木の破片が降ってきて、同時に、ヤールーも一緒に落ちてきて、1人の頭にヤールーが乗っかり、それもまた大盛り上がりでした。
帰り道にあれやこれやと、特大サイズのジョロウグモやトンボなどとんとん拍子に捕まえることができ、一人一人、蝉、蜘蛛、ヤールー、とんぼ、と大切に学校に連れて帰るに至りました。
もともとの、クワガタムシを捕まえるという目的が叶わなかった子達ですが、数えきれないほどの豊かな自然を目の前に、残念な気持ちを味わう暇もなく、生き物と関わることのできた時間となりました。