ムーチーづくり 2/23
沖縄では2月24日(旧暦12月8日)は鬼餅(ムーチー)の日でした。
鬼餅は子どもの健康と成長を願うため、月桃やクバの葉で包んだ餅を火の神(ヒヌカン)や仏壇に供える。香りの強い月桃や神聖なクバの葉が、一年の厄を払いのけると言われている。
前日の23日に子ども達とムーチーを作りました。
もち粉にお砂糖と水をまぜまぜ。紅芋の粉末を入れると鮮やかな紫色に。耳たぶくらいの柔らかさになったらオッケー。
白と紫2色のお餅を作り、自由にカタチづくり。
クマやウサギなどいろんな動物を作っていく。
月桃に包んでヒモでしばり、ザルに敷き詰め、シンメーナービ(大きな鍋)で蒸して出来上がり。
学校中が月桃のいい香りに−−−。
ムーチーにかぶりつき「おいしい!」「お母さんにもあげたい!」と好評でした。
月桃エキス入りの蒸し汁は厄よけとして玄関先にみんなで撒きました(ちゃがわん)。
力持ち!
新年のある日のことです。
餅つき大会(ごっこ)の準備をしている子がいました。
『きしもー、切れない』
1人で、かたい板をノコギリで切っていたAちゃんに呼ばれました。
『疲れた、もういい。。』
あきらめそうなので、私は通りがかったBくんを呼び止め、力を借ります。
「いいよ」快く引き受けてくれたBくん。
Aちゃんが板を押さえて、Bくんが楽しそうに切ってくれました。
切った板と角材で、杵を作っているけど、ぐらぐら動くのが悩みだと話すAちゃん。
私は固定用の角材を加えることを提案し、他の子に呼ばれた為その場を離れました。
Bくんも、角材を釘で打つ事をすすめていました。
B「ここに打ったらいいんだよ」
A『ここ、空いてるよ。これだと、ぐらぐらするよー』
B「これをはさめば?(隙間に長い板を埋めて見せる)」
A『また切るの、大変。。いいよ』
釘を打つ位置、それぞれの意見を話しながら打っていきます。
互いの話に耳を傾けながら作る姿を見て、私は心がほっこりしました。
その後、餅つき大会の会場準備が始まりました。
チケットを手分けして作り、学校のみんなへ配って回ります。
Cちゃんが手際よく、必要な道具を配置していきます。
餅はサッカーボール。受付の机。お客さんの整列用ロープ。
杵は餅が付かぬよう、水をつける念の入れようです。
お金を渡すと、つきたてのお餅も買えました。
杵が壊れるくらい、力いっぱい打つ子もいました。
杵を直しつつ、大盛り上がりの大会。 たくさん笑い、体が暖まりました。
今回、年長を中心に進んでいったこの遊び。
みんなの遊びを創り出していく力に、いつも惹き付けられます。
スタッフ きしも
冬の海の冒険キャンプ 報告
遅くなりましたが、2017年12月26日〜28日に開催されました
冬の海の冒険キャンプの報告をさせていただきます。
小学1年生〜4年生までの子ども達8人で3日間を過ごしました。
初めましての人もいれば、もう顔見知りの人もいたり、
様々でしたがにぎやかな雰囲気でキャンプがはじまりました。
1日目から早速海を冒険です!
ナッコウリの海は何でも知っている読谷生まれのカウンセラーと探検へ!
「こんなところあったんだ!」驚きの声です。
冬ですが日差しがあれば暖かい!と海へ入りに行く子も!
夕ごはんは魚のホイル焼き。魚に塩をふって野菜を入れてアルミホイルで包みます。
「魚臭〜い!」と作る時は声があがりましたが、たき火で焼くと「いい香り〜!」と子ども達。
夜は昼間行った海をグループで探検。五感を使って音を聞いたり、匂いをかいだり、
潮溜まりをライトで照らして生き物を探したりしました。
そこで見つけちゃいました!タコです!見つけてすかさず捕まえます。タコもびっくり!!
この日は自然学校に泊まりました。
2日目。この日泊まるためのテントをたてに海へと出発!
みんなでリヤカーを組み立てて、たくさんの荷物を積み込みました。
海ではテント以外にも、トイレやファイヤープレイスも手作りしました。
前日に作った特製おかかふりかけのおむすびを食べて、午後は違う海に探検!
岩場を登ったり、洞窟へ入ってみたり、ちょっとドキドキするけどやってみたい!
という子ども達の気持ちがぐんぐん膨らんでいくのがわかりました。
この日の夕ごはんは魚の串焼き!「これやるの夢だったんだよね〜。やりたかったんだ〜!」
とものすご〜く喜んでいる子もいました。「目がだんだん白くなっていく〜」と焼けていく様子をじっと見る子も。
この日は夜に手作りのペットボトルの仕掛けを仕込んで眠りについたのでした。
3日目最終日。この日は釣りをしたいという数人と早起きをして朝釣りへ。
空がまだ薄暗い頃に出発したので、ライトを照らしながらエサをつけます。
「黒いかたまりが見えた!」と言ったYくん、釣り上げました!
続いて釣り名人のTくん。浜から釣り上げました!
2人は「焼いて食べたい!」というので、このあと釣り名人のTくんがさばき方をYくんに教えてあげて、
美味しくいただいたのでした。
テントを片付けたらまだまだ遊ぶぞ〜と子ども達。お気に入りの貝を拾ってお土産を作ったり、
まだまだ行くぞと探検したり、自分だけの火をおこしてたき火をする子もいたりと楽しみ方はそれぞれです。
あっという間の3日間。ふりかえりでは見たもの、嗅いだもの、聴いたもの、触ったもの、食べたものを
聞いていきました。私が一番印象に残っているのは、はじめて魚を釣り、さばいたYくんの言葉です。
「はじめて自分でさばいて焼いて食べてみたけど、すっごい美味しかった!」
魚の動きを目で見て、音を聞いて、釣り上げた魚を触って、生臭い匂いや焼けた香ばしい匂いを嗅いで、いただく。
きっときっとYくんの心の中にこの時の経験が刻まれていくのだと思います。
卒業企画 伊是名島サイクリングの旅
今年卒業するS君と一緒に伊是名島までサイクリングに行ってきました。
3泊4日の日程で走行距離約160km(往復)。
企画期間は11月の中旬から1ヶ月以上
毎日のように話し合いをしてきました。
卒業企画でなにをしようか?という話から始まり
2週間程考え、「伊是名島に自転車で行こう!」と決めました。
試しに20kmを自転車で走ってみました。
距離と時間の感覚を体感結構大変なので2泊3日→3泊4日に日程変更。
伊是名島までのルート、宿や食事、フェリーの時刻
などを調べ、走行スピードを考えてスケジュールを立てました。
手紙の発行、自転車整備や荷物のパッキング、電話予約などなど
いっぱい準備しました。
サイクリング当日は楽しくない訳がありません!
3泊4日の長旅で疲労感はもちろんありましたが、
最後まで順調に、楽しく、無事に完走できました。
サイクリングの様子は写真をご覧ください。
はあと
サイクリングの全日程
サイクリングにいざ出発!
金武観音寺で安全祈願
船に乗り伊是名島へ
船内
伊是名に到着島1周! ここは伊是名城跡
伊是名で釣り
疲れたときは休憩も(最終日帰るまでの道中)
よみたん自然学校に帰ってきた!(始めての前からの写真)
無事完走! おかえり〜